セマナサンタ！！！

Hola！！

どうもご無沙汰いたしておりました・・・。

わたくしごとですが、家の引っ越しをしたりでバタバタしているうちに、3月も終わりかけているという・・・・・。あっという間に時間が経っちゃっててびっくりです。

この数週間の間に、こちらメキシコはグイグイと暑くなって、ハカランダの紫色の花は咲き乱れ、店先には熟れた濃い色のマンゴーと、甘い芳香放つパイナップルが並ぶ季節となりました。

そしてそして、セマナサンタ（聖週間）が始まりました！

キリストの復活祭（イースター）に先立つ1週間をセマナサンタといい、キリスト教圏においてとても大切な伝統・宗教行事なのです。

この期間は学校も仕事も休みになったりして、日本のゴールデンウィークみたいに人々は祝日を楽しんでいますよ～。

「春分の日の次の満月、の次の日曜日」が復活祭で、「その1週間前の日曜日（domingos de ramos）」からセマナサンタは始まるのだとか。（ややこし・・・）

つまり、今年のセマナサンタは昨日の日曜日から始まったわけです！！！！

（今日はメキシコはまだ25日の月曜日です。）

そして、そのセマナサンタの始まり（domingos de ramos)　に先立つ金曜日は viernes de dolores といって各地でいろいろな行事が行われているのですが、ここグアナファト州のサン・ミゲル・デ・アジェンデという町では、町中で聖母マリアの祭壇を飾ってお祝いします。その様子がとても美しくて、なおかつ訪れる人にアイスキャンディーや冷たいジュースをふるまってくれるので、毎年この日はわたくしも、街を練り歩きます。ほほほ。

それは夕方暗くなってから始まります。

メルカド近くの下町といった雰囲気の通りをあるいていると、人だかりが！

祭壇もそうだけれど、アイスキャンディーのほうに人は群がってます・・・・。

夜になっても通りという通りは、メキシコ各地からやってきたと思われる観光客でいっぱい！そしてみなさん、アイスキャンディーなめながら歩いています。ふふふ。なんか夏祭りみたいな高揚感を感じつつ、歩いていくと・・・・

町のセントロのほうは、もっと力入ってます。

そして、街角に・・・・

自宅の中庭に・・・・・・

照明と相まって、なんとも幻想的な、厳かな気持ちになっていきます。

ここは本当に美しかった！！なんと荘厳な！！

静かに流れるアヴェマリアに酔いしれて、しばしまるで別の世界に行った気持ちになりました。（アイスのことも忘れて・・・）

それぞれが趣向を凝らして、年に一度のこの行事を楽しんでいる感じがとても楽しい。

こちらは、100年以上前からある、街のパン屋さん。

毎年サイバーっぽいんですよね～。

通りにまで瞬く光が！！ここは一段と人だかりができていました。

キラ～ン。

ま、まぶしい・・・・・。ありがたや～。（なんとなく・・）

友達に聞いてみたところ、見に来てくれる人々に感謝の気持ちを込めてアイスキャンディーや冷たい飲み物をふるまっているのですって。

と、同時にアイスや冷たい飲み物は聖母マリアの涙を表しているって、どこかで読みました。

宗教的な厳かさと、お祭り的な高揚感と面白く混じり合った、そんな金曜日の夜でした！

そして、昨日の日曜日はセマナサンタの始まり！

この日はイエス・キリストがエルサレムに入場した際に、群衆が棕櫚の枝を振って迎えたことをお祝いする日なのだとか。

教会の前では palmitas（ヤシの葉のお飾り？） と呼ばれるものがたくさん売られていました。家の入り口や祭壇に飾ったりするそうです。

わたくしも引っ越し先の家にひとつ、縁起物を！ということで、買ってみました。

十字架やイエスをかたどったものもたくさんあったのですが、深く大きくメキシコの人々の心と生活の中にあるであろう、トウモロコシを選んでみました。

今年も自然と大地の恵みに感謝して生きていきたいものです。なむ～。

（む）