シポリテのおさかな
ふるとカラカラと音がする、カラフルなおさかな。
こちらは、メキシコのシポリテというビーチで出会いました。
Zipolite(シポリテ)はメキシコの南部、オアハカ州の太平洋岸にある小さなビーチです。
メキシコでも数少ないヌーディストビーチだとかで有名ですが、別に裸にならなくても大丈夫です。すべてがゆったりと過ぎていきます。
ああ、青い海と白い波間に褐色の肌が美しいなぁ・・・・とか、
レモンジュースでも一杯もらおうか・・・・・・とか、
鶏って絵になるなぁ・・・・・・・
とか、思いながらふらふらしているうちに、日が沈んでまた日が昇ってきます。
ビーチの目の前のバンガローで、ハンモックに日がな一日揺られながら聞く波の音は、子守唄のような心地よさと同時に、迫りくる自然の迫力への恐怖もあって不思議な感覚になったりしました。
Zipolite とは(いろいろな説があるようですが、)サポテカ族の言葉で、「死の海」を意味するのだとか。伝説によるとサポテカ族の人々が、数十、数百キロも離れた距離から、埋葬するために死者をこの場所まで運んできていたそうです。
わたくしは、強く、厳しく包み込む・・・・そんな自然の大きさを感じましたよ。
実際、Zipoliteは、とても美しい場所ですが波が高く、浜辺からすぐに、そして急に深くなっているので、泳ぐ際にはご注意を。
・・・・閑話休題
一日中ハンモックでゆらゆらしていると、日陰もないあっつ~い砂浜の上を、日に何度も何度も行ったり来たりしている人々がいます。
アイスを売りに来たり、ドーナツを売っていたり、お土産物を売り歩いている人々です。
ギンギラの太陽に肌は濃く焼かれていて、そこで生きてきた人の証・・・みたいな貫禄があって、なぜかヘミングウェイを思い出したりしながら、わたしはアイスを食べたり、このおさかなに出会ったりしたわけです。
背中が渋かっこいい・・・・・。
こちらのおじさんが作ったふるとカラカラと音のする、カラフルなおさかな。
何かの植物の種(何の植物かをうっかり忘れてしまいました・・・・)に描かれたおさかな、本来はふりふりして遊ぶ子供用のおもちゃだそうです。
インパクト大なので、飾って眺めるだけでも楽しいですよ!
メキシコの熱をぜひ感じていただきたい!!!
今週末のイベントにも出しますよ~。
http://mexico.petit.cc/banana/
☆む☆