arbol de sabino サビノの木
Hola!
Buenos dias!
今日はめずしく、のんびりと朝を過ごしています。こちらメキシコでも5月が始まりました!
このあいだ、昔の写真を整理していたら、オアハカに行った時の写真が出てきたので・・・。ちらりとご紹介してみようかと。といっても、オアハカはぴゅーと通り過ぎただけで、ほとんど行っていないに等しいのですけれど・・・・。でも、ここに行ってきたんです、ここです、ここ ↓
どーん。
トゥーレの木(arbol del tule)です!
うう、大きすぎて入りきれていない・・・。
オアハカシティから9キロほど離れた、santa maria del tule(サンタ・マリア・デル・トゥーレ)の街の教会の前にある、ヒノキや杉の仲間、メキシコラクウショウという種類の巨木です。
ギネスで世界一太い木として認定されていて、木の周囲の長さは40mを超えて、30人が手を広げて手を繋いで囲めるくらいの大きさなんですってよ!
樹齢は1400年~2000年だとかいう説があるようです。
サンタ・マリア・デル・トゥーレは小さな町で、このトゥーレの木を見るために人々は立ち寄るといった感じでしたが、この木がある教会もすごく素敵でした。
そして、その教会の前にある、植木の刈込も・・・・。
か、かわいすぎる・・・。きゅん。
ところで、このメキシコラクウショウ、メキシコでは ahuehuete とか sabino とも呼ばれていて、グアテマラやテキサスの一部でも見られるものの、メキシコ固有の木なんだそうです。
ahuehuete とは、ナワトル語で「水の老人」を意味してるのだそうで、古くからメキシコの伝説や歴史の中に登場していて、1921年には、メキシコの独立100周年を記念して、メキシコの国樹にも選ばれています。
そして、ここグアナファト州にもあるんですよ! arbol del sabino(サビノの木)とこちらでは呼ばれています。
サンミゲル・デ・アジェンデの街からバスで1時間ほど揺られていくとある、 la huerta というところに、静かに佇んでいます。
なんでもこちらは、メキシコで2番目に大きい木なんだとか・・・。
しかし、オアハカのトゥーレの木とは違って、訪ねる人も少なく、子供たちの遊び場になっていたり、ちょっとしたピクニックを楽しんだり、地元の人たちの生活の一部になっている感じがして、なんだか落ち着きます。
木へと続く道の入り口にある、小さな教会。
牛が歩いて来たり、
寝ている子豚をにわとりが眺めていたりします。のどかです。
道の先にはどーんと、巨木が待っています。
青々と茂る樹の間から見上げる太陽がまぶしい。
木漏れ日と風の音。ふっと日常から切り離されるような感覚が・・・。
本当に気持ちのいいところなんです。
基本的に乾燥している、メキシコの中央高原エリア。
水の豊かな地で育つという、この木がこんなに大きくなるなんて。
こちらの場所は地下水が湧き出ているらしく、長い年月をかけて、少しずつ命を育んできた、地球の大きさを改めて感じたのでした。
(む)